駄文の杜

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「ドローン禁止条例を作るんや」

昨日の会議(一部は誇張の脳内会議)

建設担当  「我が市の公園でのドローン使用を禁止する」
危機管理  「一律ですか?我が課では、有事に備えてドローンを配備しようとも検討しており…」
公園担当  「議題としている事案は急務なのだよ。」
財政担当  「聞けば、あのオモチャは、君の息子に与えるそうではないか。ヒト、モノ、カネ…。国が1つ傾くよ」
危機管理  「しかし、ドローンは、職員や消防団の立ち入れないような危険な個所の映像を撮影できるという有用な機能もあるのです」
観光担当  「今、郊外の公園では、休日にラジコン飛行機を飛ばすための利用客も無視できない数がおります」
広報担当  「ドローンは、イベントの撮影に新たな切り口を与えてくれるものです」
危機管理  「そうです。一律に禁じては、我が市は、この技術分野で先進自治体に後れをとるのです!」
レ○ホー  「2位じゃダメなんですか!2位じゃ!!」
全員     「…いや、それはダメだろ」

とりあえず、そもそも条例で何とかできるのか。多分300メートルから上は航空法の領分だ(81条)。

規制するとしても、当面は公園のような公の施設についてだろうし、条文とすれば、個別の公の施設条例の中の禁止事項あたりに加えるかというところか。

とはいえ、まさか「ドローン」と書く訳にもいかず、一般抽象化して書けばラジコン飛行機にも及ぶだろう。また、危機管理分野や広報・観光分野では、むしろオイラたちが利用したい技術でもある。

そうすると、絶対的な禁止というよりも、許可制にする方向になりそうだし、すると審査基準をどうするかという話が出てくるか…。事件報道を受けて「未成年のみの利用は許可しない」とかは、妥当とは思うが、ちょっとさすがに狙い撃ちな印象もあろう。

ま、野球のボールだって当たり所が悪ければアレだし、ペットボトルロケットが飛んでくるかも知れない訳で、そう考えると、一律禁止というのも悩ましい部分がある。で、個人的には届出制にして、万一の場合の事後的な救済のために、住所氏名を把握する位でもいいような気もするが、こんなことを口にすれば、またキール議長に「鳴らない鈴に意味はない」とか言われる訳ですよ。
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公印取扱主任者代理

公印取扱主任者が今日から研修出張のため、諸般の事情でオイラがその代理になった。
文書係から時々怒鳴り声が聞こえているのが理解できた。

(例1)

・・・の手続をしてもよいか。
決裁のうえは、


うん。まぁ、このくらいは仕方ないか。

(例2)

○○ならびに○○におかれましては…、
、~の上は~


まぁ、例規じゃないし。良く聞く結婚式のスピーチネタじゃないから、この施行文書でもいいか。
しかし、「尚」を漢字で書きたがる人が多いのは何故か。
オイラ、人生で「尚」と意識して使ったのは諸葛尚くらいだ。

(例3)

【名宛人名】 殿


原課がいいなら止めないけどさ。
たしかに「殿」も、敬語といえば敬語だ。原則として上意下達のときの敬語だけど。

(例4)

○○ワークショップ開催について(通知)
 ↑
14ポイントくらい、ゴチック


…って、おいっ。
公印を押印する施行文書が、何でこんなにポップでキッチュか。
お誕生会かっ

心では激しいツッコミをしたが、見れば若い職員なので、やんわりと話をする。
もしオイラが昨夜に嫁と喧嘩でもしてたなら、直属の係長に内線電話を掛けたがな。

(例5)

○○書の内容について、意義のある者は、○日までに…


…帰れ。

ポツダム宣言

興が乗ってきたので、もう1つ。


秘書室長 「悪い。ポツダム宣言について調べてくれ。


どうも国政で何かあったようだ。
http://www.asahi.com/articles/ASH5N4D6VH5NUTFK007.html

この反応、ネットを見ると「悲報、愕然」みたいな記事も散見される。この論調、どうもこれを読むのは現代人の基礎知識らしいので大変に恥ずかしいのだが、オイラは読んだことない。

此度の御下命、6月議会の一般質問で、集団的自衛権とか聞かれるかも知れないという趣旨と拝察した次第。
http://www.ndl.go.jp/constitution/etc/j06.html
(外務省仮訳)


ここ数年、こういう指令が多く、ワード2枚でまとめろとか言われる。

例えば、「集団的自衛権の問題点を調べてくれ」と言われ、高野雄一先生の『集団安保と自衛権』(東信堂)を読んだりした。

要約/一部「」は引用
集団的自衛権の沿革については、チャペルテペック協定の地域的防衛権の発動について、ソ・中・英・仏が拒否権を行使したことに対して、アメリカが反発したことにより国連憲章に追加された「まさに拒否権の落とし子」(27頁)


こういう表現好き。

「…の忌み子ともいうべき~」とか、「~という時代に狂い咲いた仇花ともいえる制度」みたいな、著者がノリノリで書いている部分がたまらなく好き。

しかし、オイラの仕事は政治的見解を考えるのではなく、単に資料をまとめることだと我に返る。
あぶないあぶない(←かつての舌禍事件の経験が活きてる)。

難しいことは、オイラごときには理解できないが、検討の対象になるのは、多分、
・今後の秩序に対する脅威の内容は、冷戦的な意味での国家間紛争ではなく、「テロとの戦い」みたいな感じ
・このあたりが、集団的自衛権発動の要件になるかどうかは、ニカラグア事件がリーディングケース
くらいかなぁ…。

新人職員「おいくつなんですか?」

新人職員(←カワイイ)が、隣の文書係にある公印使用に来て、暫く傍に居た。

暫くの間の出来事

某係係長 「yatsukaさん、この前はありがとうございました。」
 「~したいんですけど、どうでしょうか?」
 「…なるほど。お忙しいところ、お世話になりました。」


…あぁ、後ろで会話が聞こえる。

新人職員 「あの、yatsukaさんて方、お若く見えますけど、係長さんですか?」
文書係新人 「…詳しくは知らないけど、たしか30代半ばじゃないかな?」
文書係職員 「係長じゃないよ。」
新人職員 「え、今、○○係長、敬語で話してましたよね?」

文書係係長 「すみません、yatsuka先生。申し訳ありませんが、おてすきなら、教えてください」
新人2人 「!?」

いたいけな法制担当をからかいやがって。文書係係長、絶対、この状況を面白がってやがる。


ちなみに、備品上の事情で、オイラは係長以上の使うことを許されるスペシャルチェアー(←肘掛がある)を使用している。あと、ライン系ではないので、名札や座席表には「主任」とか「主査」とか書かれていない。

そんなわけで、4月のとき、文書係の新人から「yatsuka係長」と呼ばれたときのショックというのは、今でも忘れない。

くそー。心はいつも15歳なのに(by山本弘)

○○基本条例

とある課が、基本条例を作るとか作らないとか。
まぁ、環境基本条例とかあるし、○○基本法もあるので、別に、反対はしないけど、基本条例は基本的によくわからん。あ、韻ふんじゃった。

たとえば、学生時代に初めに習うのは、だいたい、
 ・後法優先の原則
 ・特別法優先の原則
な訳で、条例の上位規範が作れない以上は、基本条例を作ってみても、後に成立した条例とか、射程の狭い条例に基本条例と抵触する部分があれば、それらが基本条例に優先する気がしてならない。

まぁ、基本条例があれば、後に事務をする者は条例体系に矛盾が生じないように配慮する必要もあるだろうし、矛盾を防ぐためにオイラたちのような部署があるのだろうから、事実上の問題は生じないだろうが。

とはいえ、「基本条例」と「条例」の関係を、「憲法」と「法律」のように捉えている職員も見受けられるのだが、それは違和感が否めない。

要綱と過信とエポケー

国とか、他の自治体の要綱を参考にした要綱案が来た。
参考にした要綱は、細号がイ、ロ、ハのようだったが、オイラの勤務先はア、イ、ウだ。

大きく手入れはしなかったが、せめてア、イ、ウに直すか、と、いただいたデータ(←他の自治体の要綱をコピペしただけのもの)を加工中、電話が鳴った。
それが面白そうな法務相談だったので、要綱の加工の手を止める。

…後に、思わず加工中のデータを原課に送ってしまった。

その起案が、本日、手元に。

第×条 …
 (1)  次のいずれかに…
  ア …
  ロ …
  ハ …

…原課の係長も、課長も、所管部長も、判子押してあるけどさ!
この補助金、どんだけトロピカルなんだよっ!!!
揃いも揃って、一足早い夏休み気分かっ!!
…いや、犯人がいうのも申し訳ないけどさ…。


オイラ「いや、○○係長、よく、課長とか判子くれましたねww」
係長「ウチの例規、いつも、君が作ってくれるから、誰も中身なんか見ないんだよね~。ははは」

どんだけ過信してるんだよ。この粗忽者を。いつか足元掬われるぞ。オイラのミスに。オイラは、誤字脱字にかけては、一家言ある男だ。

とはいえ、例規事務のほとんどない課については、これはあまり得意ではないのも事実。原課は「忙しく手が回らない」と例規事務を敬遠する傾向があり、ここ5年くらいは、例規事務はオイラがアウトソーシングしている。

こういうのが続くと、改め文や議案だけではなく、やがて議案の提案説明文や答弁書の作成が丸投げにされたり、議会の委員会の際に連れて行かれることもある。

オイラとすれば、色々と仕事を任せていただいて見識と人脈が広がった。が、原課が例規や法務を遠ざけるという傾向は、やや危険な気もしないでもない。これに気付いたのは、建設部長が、議案に関する疑問点を、所管課長や担当係長に聞く前に、オイラにダイレクトで電話してきたときだ。
上位法改正関係の議案であって政策性は薄かったのだが、オイラは、この時、「はっ、組織として何かが崩壊している」と思ったのも事実だ。

引っ越しと総合窓口

我が社、1階の一番奥に、とある制度の運用担当部局(←健康で文化的な生活の実現を目指す)があったのだが、

・一番奥ということは、各課の職員や、各課を訪れているお客様が見ている前を通る。
・すると、その皆様が、「あの方は、健康で文化的な生活の相談にきた」とわかる。
・それは、配慮が足りないのでは?


という指摘があり、当該課について、用事のある方に配慮した場所に引っ越すことになった。

意見の意図、それに対する対応は、十分理解できる。しかし、個人情報なり、プライバシーというものを根拠にした場合、
「では、滞納整理担当課は?」
「離婚届の提出については、市民課もそうでは?」
「障がいをお持ちの方は?」
「人権政策担当課は?」

なんて、かなり拡大する可能性があるのではないか、と思わないでもない。こう考えると、オイラたちは、市民の皆様のセンシティブな情報に深く触れている訳で、襟を正す機会にはなった。


ちなみに、年度末の組織規則改正で、総合窓口課の設立という案が出て頓挫した。

地方税法質疑応答集の記載と、地方税法22条あたりの問題提起をしたオイラが頓挫の原因だ。政策論や組織論を口にする立場にないので、煙に巻くような話をしたのが、総合窓口課という思想について反対の訳ではない。我が社の議論が成熟していないと感じたのだ。

思うに、総合窓口課の設立は、「ワンストップサービスによる利便性向上」という目標に向けて、各課の合意が成熟した段階に至る必要があろうと思う。

(悪い例)
●総合窓口の母体(現・市民課)
「仕事と責任を押し付けられる」
●窓口を移管する原課
「窓口を移管するのだから、ミスやトラブルは1次的に対応する総合窓口課が負うのが当然。俺たちは、窓口課のミスがあっても、対応しない」


こういう意識があるうちは、総合窓口課を作っても、絶対、うまくいかないと思う。それは、直接、市民の皆様の不便に繋がることは明らかだ。だったら、作らない方がいい。恥を晒すようだが、結局、「市民サービス」「住民福祉の向上」のような大きな目標を理窟で理解しながらも、感情レベルでは昔のセクショナリズムの残滓が見え隠れしていたりするのだ。

というか、そもそも、総合窓口を担当できる職員は、ゼネラリスト的な浅く広い知識、高いレベルの処理能力、「市役所の顔」としての接遇能力の3つが必要だろう。そういう職員は限られているし、オイラにいたっては、全て欠いている。

すると、まず、人材育成が急務だろうなぁ。


この話を書いたのは、冒頭の個人情報も関係しそうだったからだ。

総合窓口で、転入届を書きにした方の隣の席で、納税や健康で文化的な生活について相談するのは、少し、考えてしまうなぁ、なんて。

春の思い出

G,W。この季節になると思い出す。数少ない、僕の恋の思い出。

桜も散ってしまったゴールデンウィーク。
僕は、きみと3回目のデートをした。

映画、食事とテンプレ通りの時間を過ごし、夜8時、公園の坂道を一緒に歩いていた。

僕の歩幅が少し広かったのか、きみは2歩くらい遅れて付いてくる。不意に、「きみが居なくなったかも知れない」と不安になり振り返る。

頭1つ背の低いきみが、坂道の所為か、同じ高さの目線になる。見慣れないアングルに、僕は、一瞬ドキリとした。

その時。今まで気にも留めなかった光景。

きみの、向かって左の鼻からのぞく、1本の鼻毛。

そして、僕は、急に押し黙り、先を急ぐ。急に雰囲気の変わった僕を訝しむきみ。機嫌でも損ねたと思ったのか、いつもより饒舌に話しかけてくる。

「1つ、きみに言わなきゃいけないことがあるんだ」
僕は、我慢の限界を迎え、坂道を下りきったところで、決意を秘めて重い口を開く。

(鼻毛出てるよ)

喉まで出かかって、言葉にならない単語。顔が紅潮しているのが自分で解る。
一瞬とも永遠とも思える沈黙。それを破ったのは、きみの言葉。

「言って。ちゃんと聞いているから…」

(鼻毛出てるよ)
(鼻毛出てるよ)
(鼻毛出てるよ)

ダメだ。言えやしないよ。

そして、僕の口から、波となってきみの鼓膜を揺らしたのは、
「付き合ってください」

これが、僕の初めての彼女である。

いや、本当に、この日に告白しようと思っていたので問題ないのだが、切欠が鼻毛だったのは事実だ。

…10年以上前の春。幸せだった頃の他愛のない話(若干脚色あり)。

圧力

削除。

ひょ、表現の自由はどこへ~。
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